


さっぽろ歯医者さんnetでは、歯医者さんnet特集「Dentist feature」と題しまして、歯科医院検索の他に、『歯』に関する治療法や虫歯の予防法、素朴な疑問、豆知識などテーマを絞って、実際に治療をしてくれる院長先生に突撃インタビュー取材をおこなっていきます!
記念すべき第1回目は「インプラント」にテーマを絞ってマルサデンタルクリニック様の飯岡医院長にお話を伺いました。

はい。当院は医療法人愛和会の札幌クリニックです。旭川で2件エルム駅前歯科医院とあしたば歯科クリニック、計3件の歯科医院で診療しており、医療法人全体で切磋琢磨し一丸となってチーム医療を行っております。グループ全体で考えると総合病院の様な形でやっていますが、特に力を入れている部分は、インプラント治療と、メタルフリー治療などです。
かぶせ物、俗に差し歯と言われるものですが、そこに金属を使わずにセラミックを使うという治療です。
今までの白い歯の主流といえば金属の歯に、セトモノを焼き付けて作っていましたが、現在は技術が進化して全てセトモノで歯を作ることができるようになりました。そうすることでまず透明感があり、見た目が良いということはもちろん、金属を使わないので金属アレルギーの心配もなく、汚れも付きずらい非常に体に良いものです。
なるほど!非常に難しい質問ですね(笑)
歯を失うと、そこには、歯茎と骨しか残りません。両側の歯がある場合は、その歯の力を借りてそこに歯があるように見せかけるブリッジを掛けるか、その適用が難しい場合はいわゆる入れ歯の様な取り外しのきくもので対応していました。つまり、なくなった歯の分周りの歯に負担のかかる治療でした。
インプラントは周りの歯に負担をかけることなく人工の歯を再生するという治療法です。
はい。通常、歯の本体というのは、歯茎の上の部分しか見えません。上の部分というのはブリッジや入れ歯でもあるようには見えるのですが、じゃあその上の部分を支えてるのは何かというと骨のなかにある根っこです。根っこ=歯根といわれるものになりますが、人工の歯根を顎の骨の中に手術をして埋め、そしてその上に歯をたてる。というのがインプラント治療の非常にシンプルな全貌です。
先ほどオールセラミックのお話をしましたが、歯茎にはセラミックが最適です。一方、骨に関してはチタンという金属が最適であるということが知られています。チタンというのはピアスなどの装飾品で有名ですが、金属アレルギーの非常に少ない金属で、インプラント体(人工歯根)の素材として用いられています。40年以上前にチタンと骨が安全な状態でくっつくことが発見されてから、研究に研究を重ねてチタンは現在のインプラントの素材の主流となりました。
今現在では殆どないですね。ただインプラントという言葉が出はじめた当初というのは、サフャイヤとかステンレスなどいろいろな素材使って治療を試みたそうです。
そうですね、今まで数多くの研究や治療が行われ、インプラントは日進月歩で進化していきました。これもチタンという素材が骨と強固にくっつき、その後安定するという性質を持っているからでしょう。
そうですね!骨とほぼ一体化して、安定するというのが、チタンの一番素晴らしい所です。もちろん炎症などが起きたりしないよう、術後のメインテナンスをしっかり行っていくことが、長持ちさせる秘訣です。 ちなみに一番最初にインプラント治療をを受けた患者さんは、亡くなるまでの40数年間、問題なくインプラントが機能していたそうです。
そうですね、現在重病をお持ちの方や外科手術を受けるのが難しい方以外ですと、絶対的な禁忌はないと言われています。しかし、骨を扱う外科手術ですから骨の状態の悪い方、例えば骨粗しょう症をお持ちの方。他に、糖尿病や高血圧などの基礎疾患をお持ちの方は、健康な方に比べるとリスクは高くなってしまいますので、より綿密な管理が必要になります。
やはり手術を行うということでしょうか。外科手術を行うので、術後の腫れは程度の差はあれ伴います。痛みに関しては、痛み止めでコントロールできる程度ですね。
患者様が正しい知識や実際の流れを得る場が少ないせいなのかもしれませんね。
いえ、基本的には局所麻酔です。
一般的な流れとしましてはまず、カウンセリングをし3次元CTなどの資料をとり、審査診断の結果、手術が可能かどうかの判断をします。
インプラント治療が最適となった場合は、手術の為の準備をしますね。手術の準備が出来次第、一次・二次手術をするのが一般的なインプラント治療です。
一次手術
局所麻酔をかける → 歯茎の切開 → 骨の状態を確認(必要ならば骨の手術もします) → ドリルで穴を開けインプラントを埋め込む → 閉じる
一次手術の処置時間は、約30分〜120分位です。症例によって異なりますが二次手術に移るまでに上顎で約半年、下顎で約3〜4ヶ月ほどかかります。
二次手術
歯肉の下に埋まっていたインプラント(土台)の頭の部分を出します。
仮歯で噛み合わせや歯茎の状態を確認し、問題がなければ上部構造(人工歯)が入り治療は完成です。
長持ちされる秘訣はメインテナンスをしっかり行っていくことです。
まずはご挨拶から入りますね(笑)それからお口全体をくまなくチェックしていきます。インプラントに関しては、安定しているか、噛み合わせはどうか、汚れがついていないか、などを入念に見ます。また必要があれば調整をします。それに加えて、衛生士による歯のプロフェッショナルクリーニングをじっくりとし、より良い口腔内環境を保つ為の処置を行います。
1・2ヶ月おきが良いと思います。特にインプラントを入れた場合は、少なくとも半年に1度は噛み合わせなどのチェックを受け、良い状態を保つ必要があります。
色々あると思いますが、きちんとした納得のいく説明・信頼のおけるメーカーのインプラントを使用しているか・3次元CTなどの資料を適切にとっているか・メインテナンスをしっかりしているのか、などではないでしょうか。 そしてなによりも、患者様と歯科医院の信頼関係が築けるかどうかが大事になってくると思います。
私が目指しているのは患者様の口腔内環境プラスアルファーを維持していくお手伝いをしていきたいと考えています。時代が変われば患者さんひとりひとりも変わるし、私も変わりますからそこに臨機応変に対応して、一生というと大げさかもしれませんが、長い付き合いをしていただけるように頑張っていきたいと思っています。
おいしく食事が出来るとか、綺麗な歯で会話を楽しめる、口元が美しくなるということは、とても素敵なことだと思うんです。患者様が、今よりもっと良くなりたいと思う以上そのお手伝いをしていきたいです。月並みなんですが、『患者さんに幸せになってほしい』それだけです!